不登校が原因で高校中退をする人は意外と多くいます。
また、これ以上休み続けても先が見えないということで、
高校を中退することを考えている人もいることでしょう。
親からしたら、日本の学校ですらしっかりといけなかったのに、
海外の学校でうまくいくか不安でいっぱいだと思います。
しかし、環境が変わることで、自分を変えるきっかけになるのは事実です。
では、留学をすることはいいことなのでしょうか?
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不登校から留学して成功する人、失敗する人
不登校から留学ということで、もちろん上手くいく人と
うまくいかない人がいます。
海外という新しい環境に負けずに、挑戦し続け、
自信いっぱいになって帰ってくる子。
海外という新しい環境に耐えきれず、
帰国してしまう子。
残念ながら、海外に留学したとしても、
全員が自分に自信を取り戻して帰ってくるとは限りません。
むしろ失敗してさらに悪い状態になって帰ってくる子もいるでしょう。
海外という新しい環境に挑戦した。
でも、自分には無理だった。
ああ、もう僕は何をしてもだめなんだ。
このようにますます自己否定が強くなり、
失敗を恐れて、何もできなくなってしまうこともあります。
では、留学で成功する子と失敗する子の違いは
何でしょうか?
不登校からの留学で成功する子と失敗する子の違い
不登校から留学することで成功する子と
失敗する子には決定的な違いがあります。
それは、怖れなどのマイナスのエネルギーを使っているか、
自信などのプラスのエネルギーを使っているかの違いです。
プラスのエネルギー主体の人は成功します。
マイナスのエネルギー主体の人は失敗します。
もっとわかりやすく言うと、
留学に対する捉え方が違います。
マイナスのエネルギー主体の人は、
留学をすれば自分は変わると思っています。
プラスのエネルギーの人は、
留学という機会を利用して変わろうと思っています。
マイナスのエネルギーの人は留学に行きさえすれば、
自分は変わるという受け身思考。
留学が自分を変えてくれると思っています。
反対にプラスのエネルギーの人は、
留学に行くことは単なるきっかけにすぎず、
自分が変わるという主体的思考。
つまり、留学は一つの選択肢であって、
留学しなくても自分は大丈夫だと思っています。
ただ単に留学に興味があるし、いい機会だから行ってみようか
くらいの気持ちです。
もちろん留学というものは人を変えてはくれません。
自分が変わるという意思があって初めて変わるのです。
したがって、留学が自分を変えてくれるという受け身の人が
失敗してしまうのは必然的でしょう。
では、この意思の違いは何から生まれるのでしょうか。
また、マイナスのエネルギー主体の人はどうすればいいのでしょうか。
留学はきっかけにすぎない。大事なのは自分と向き合うこと
プラスのエネルギーとマイナスのエネルギーが生まれる違いは、
自分と向き合ったかどうかによって生まれます。
自分が今何を感じていて、何が怖いのか。
何が原因で学校にいけないのか、行きたくないのか。
なんで自信がないのか。
自分は何が弱いのか、強いのか。
このように自分の感情から、自分の弱さまで
全てを知ったうえでそれを受け入れることができる。
それが自分と向き合うということです。
これができていないから、マイナスのエネルギーが生まれます。
自分の弱さ、学校に行けない原因と向き合うことは
怖いし、辛いことです。
しかし、自分の弱さがわかるから、
今自分がやるべきことがわかります。
自分の苦手がわかるから、
苦手な所をどう補うかがわかります。
だから、自分で変えていこうという
プラスのエネルギーが生まれます。
しかし、自分と向き合うことから逃げ、
自分のことを何もわかっていない人は、
何をしたらいいのかわかりません。
だから、自分以外の凄いものが自分を変えてくれる
と思ってしまうのです。
凄いものとは、海外という未知の領域。
だから、留学に行きたがる子が多いのです。
何度もいいますが、
自分と向き合うことなしに成功はありえません。
表面上はうまくいっているとしても、
根本的な部分が解決しないので、
またすぐに自己否定をしたり、
自分に自信が持てなくなったりするでしょう。
留学に行くことが自分にとって何を意味するのか。
留学が変えてくれると思っていないか。
留学によって目をそむけているものはないか。
自分と向き合って見つけていってほしいと思います。
自分と向き合えば、留学はもしかしたら
必要ないものになるかもしれません。
読んでいただきありがとうございました。
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