「羽生くんも藤井くんも、若いのにすごいね!あんたも頑張りなさいよ。」

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こんにちは、松井和輝です。

羽生選手、金メダルでしたね^^
66年ぶりの連覇だそうです。

 

本当に素晴らしい演技で、
とても感動しました。

今までどれだけ努力してきて、
どれだけのプレッシャーに打ち勝ってきたのか。

 

演技が終わったあとの
やりきった表情を見ると、
思わず涙がこぼれました。

 

宇野選手も素敵でした。

羽生選手が金メダル 宇野選手が銀メダル

日本人で1位、2位は史上初だそうですよ。

 

羽生選手と宇野選手の、
やりきったあとの最高の表情は、
多くの人に勇気を与えたことでしょう。

 

いや~、本当に素敵でしたね。

 

見る人全員に、勇気と感動を与えてくれる。

そして、
「明日から頑張ろう!」と、
未来に希望を与えてくれるような
最高の瞬間でした。

 

まさに、多くの人の心に、
火をつけてくれました。

 

もしかしたら、
あなたのお子さんの心にも、
ともし火が灯ったかもしれません。

 

そんなとき、親として
ついついこう言ってしまうかもしれません。

 

「羽生くんはすごいね!若いのにね!あんたも見習って、頑張りなさいよ。」

 

心のともし火を消さないように。

この言葉は、僕も言われたことがあります。

羽生くんは、僕の1つ上だったので、
前回のオリンピックのときに、

「あんたと同じくらいの年の人が、
あれだけ活躍してるのに、、、
あんたもしっかりしなさいよ!」

とおばあちゃんから言われました。

 

で。

これを言われると、
心のともし火がスッと消えてしまうんですよね。

 

言われる前は、
頑張ろうとしてるんですよ。

 

「羽生くんは若いうちから頑張って、
結果も出している。

自分と同じくらいの年齢でも、
あれだけ結果も出せるんだ!」

というように、勇気をもらえるんです。

 

勇気と感動をもらったから、
自然とポジティブになれるんですよね。

 

だから、

羽生くんのカッコいい姿に勇気をもらって、
「よし頑張ろう!」と
心にともし火がついたわけです。

 

でも、そこで、

親からの一言。
「あんたも見習いなさい。」

 

これを言われると、
パリンっと心が割れてしまいます。

 

そして、明日から頑張ろうと思っていた、
心のともし火も一気に消えてしまいます。

 

「見習いなさい!」
とまで言われなくても、

「あんたと同じくらいの歳なのに、
すごいわね~~」

とか、

「若いうちから素晴らしいわね~」

とか、言われると、
心のともし火が消えてしまうんです。

 

あんたもしっかりしなさい=否定

「あんたもしっかりしなさい」

「若いのにあの子はすごいよね~」

というのは、
子どもからしたら、

「あなたはダメなんだよ」

って言われるのと同じかもしれません。

 

わかるでしょうか?

 

「羽生くんが若いのに努力して
結果も出してすごい!」

なんてことは、
子供だってわかっています。

 

それに比べて自分が劣っているのも、
子供はしっかりわかっています。

 

でも、子供はその気持ちを、
劣等感に変えてウジウジするわけではなく、

羽生くんのように、
自分も頑張ろうと心の火を灯したわけです。

 

でも、そこで、

「羽生くんは若いのにすごいわね~」
「あんたも見習いなさい」

と言われる。

 

つまり、
「羽生くんに比べて、あなたはダメなんだよ」
というようなことを言われるわけです。

 

そうすると、
心のともし火は消えて、
逆にその子の劣等感が増幅します。

 

で、劣等感が増幅すると、
人を恨んだり、妬んだりして、
自分は努力しようとしなくなります。

 

人の頑張りを見て、
素直に感動できなくなって、
否定をするようになってしまいます。

 

例えば、羽生くんを見た子が、
とても強い劣等感を持つと、

 

「あいつの親がお金もってたから、
小さい頃から、スケートができたんだ。

俺だって、小さい頃からお金があったら
簡単にあのくらいになれるわ。

親がしっかりしてれば、
俺だってなれたわな。

羽生なんて、
そんなに大したことないわ。

こんなやつに、
世間は何を騒いでるんだ。」

って感じに、
なんくせをつけて否定します。

 

これは、羽生くんと比べて
自分が劣ってしまっていると思うから、

羽生くんの結果を見て、
自分の価値を感じれなくなってしまってるんですね。

 

だから、羽生くんを否定することで、
羽生くんを下げようとしてしまうわけです。

 

それで、羽生くんを否定したら、
なんだか自分に力が湧いてくるんです。

 

羽生くんを下げることで、
自分に価値を感じようとするわけです。

 

でも、思い出してください。

これはたった一言で、
こうなってしまったんです。

 

本来は、
「よし、僕も頑張ろう!」
と、心の中にともし火が
灯っていたわけですよ。

 

でも、「あんたも見習いなさい」の
たった一言で、

そのともし火が消えて、
劣等感が増幅してしまったんです。

 

せっかく湧いてきた
「頑張ろう!」という
子供の意欲が消えてしまうんです。

「あんたはあんたにしかない、別の才能があるからね」

大事なのは、
心のともし火を消さないこと。

羽生くんの頑張りを使って、
子供を否定しないこと。

 

僕らは他人を見てると、
自分はしっかりとしたことができているわけじゃないのに、
相手のことは正しくしないといけないって裁くクセがあります。

 

だから、
子供のできないところを見つけて、
羽生選手のように頑張りなさい
って言いたくなっちゃう。

 

でも、子供だって、
自分が羽生くんより
劣っているのはわかってるから、

羽生くんと比較されることで、
劣等感を植え付けてしまうことになるんです。

 

そうじゃなくて、
認めてあげてください。

 

「あなたは、あなたの素敵なところがあるよ。
羽生くんはスケート。

あなたにはあなたの素敵なところが。
あなたには別の才能があるんだよ♪」

 

そうやって、認めてあげれば、
子どもの心のともし火は
どんどん大きくなって、
いつしか「大きな炎」になっていきます。

 

心のともし火が、
「大きな炎」になれば、

あなたのお子さんだって、
分野は違えど、羽生くんのようになれるんです。

 

勇気や感動を与えて、
多くの人を笑顔にできる、

そんな素晴らし大人になっていきます。

 

だから、
子どもを否定するのではなく、
その子の良さを認めてください。

 

羽生くんには羽生くんの素敵さがあります。
子どもには子どもの素敵さがあります。

 

そこに優れている、
劣っているなんてことはありません。

 

冬のオリンピックといえば、
スキージャンプのレジェンド

葛西選手がいますよね。

葛西選手は、
45歳にもかかわらず、
今もなお頑張っていて、
とても素敵な方ですよね。

 

でも、毎日子育てをしながら、
家事をこなしているお母さんだって、
とても素敵なんですよ。

 

「葛西選手はあれだけ頑張ってるのに、
お母さんはしょぼいな」

ではないんですよ。

 

お母さんだって、
毎日家事をして子育てもして、
それだけで素敵なんです。

 

自分の子どもを一人笑顔にできるだけで、
同じだけ素敵なんですよ、

 

人には人の素晴らしさがあります。

この記事を書いていたら、
藤井聡太五段が史上最年少で
六段に昇段したというニュースが目に入りました。

 

藤井くんもまだ15歳です。
もしかしたらあなたのお子さんと
同じくらいの歳かもしれません。

本当に素晴らしいことですよね。

 

でも、あなたのお子さんも、
必ず素晴らしいところがあります。

 

だから、
「羽生くんを見習いなさい」
「藤井くんを見習いなさい」
ではなく、

「あなたにはあなたの素敵なところがあるよ」
って言ってあげてください。

 

これは、不登校のことでも同じです。

 

学校に行けない子は、
学校以外のところで才能をもっていることが
とても多いです。

 

学校という場は合っていないだけで、
働くのには向いているかもしれません。

 

だから、
「なんで学校行かないの!」
ではなく、

「学校が向いてないなら、
あなたは働くのが向いてるかもね。
もしくは、別のことに向いてるのかもね
よかったね。」

って言ってあげてください。

 

大切なのはいつだって、
「心のともし火」を消さないことです。

僕らはついつい、
人のことを否定して、
相手のともし火を消してしまいます。

 

 

だから、どうしたら
目の前の人の心のともし火が
大きくなるのかを考えて接してあげると良いかもしれません。

 

羽生くんも素敵ですが、

あなたも素敵ですし、

あなたのお子さんも素敵ですよ。

ではでは。

 

今日はここまでにします。

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました♪

松井和輝

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ABOUTこの記事をかいた人

松井和輝

中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。