不登校の子供が家で元気になってきた時に、親はどう対応すればいいのか?

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こんばんは、松井和輝です♪

今日は、不登校の子に家庭教師で勉強を教えたときに

僕が感じたこと、学んだことを皆さんにシェアします。

不登校の子供に対する対応としては、とても大切な考え方なので

ぜひ学んでいってください。

不登校の子の家に家庭教師に行ってきました。

今日は不登校改善プログラム「4STEP」
参加者のお子さん(中3男)のところに、
2回目の家庭教師に行きました。
 
(勉強だけではなく、メンタルサポートも
本人に気づかないようにやっています。)
 

(ヒゲ剃ってないですが、写真です。笑)
 
 
実は僕、アホっぽいですが、
大学生のときに、東大・京大など
難関校を目指す子のための塾で
講師をやっていたので、
意外と教えることはできます。笑
 
 
で、今日は家庭教師をやっていて気づいた、
不登校対応の極意を伝授していこうと思います。
 
 
特に、家の中では元気になってきて、
やる気はでてきたんだけど、
動き出さないって子にがいるお母さんには
知っておいて欲しいことです。

「不登校対応の極意」自分の基準で子どもを見ない

 
まず、
不登校の対応で大事になってくるのが、
 
【自分の基準で子どもを見ない】
 
ということです。
 
 
例えば、
僕は今日家庭教師に行ってきたわけですが、
 
初回のときは自分の基準で
お子さんを見てしまうことは多々ありました。
 
(今日は大丈夫でしたが。)
 
 
はじめて会うお子さんなので、
僕もいろいろと考えて緊張の中、
家に向かうわけです。
 
どんな子なのかな?
 
とか、
 
どんな子でも問題視せずに行こう!
 
とか。
 
 
最悪の事態とかも考えたりします。
 
 
おこさんが全く話せないような場合は、
こういう対応をしよう
 
とか、
 
暴力的で暴れてきたら
こう対応しよう
 
とか。
 
いろいろななパターンを想定していれば、
動揺することなく冷静に対応できるので、
これは毎回しています。
 
 
ただ、今回はそんな予想する必要は
そこまでなかったんです。
 
 
なぜなら、
普通に話もできるし、
勉強もちゃんとやってくれるし、
 
不登校の子とは思えないような子だったからです。
 
 
 
そう、ここで僕は油断しました。

【間違った対応はこれ!】自分の基準で相手をラベリングする

 
ここで僕は油断して、
自分の基準でお子さんを見てしまいました。
 
 
自分が想定していたよりも、
随分、人と接することに慣れている!
 
 
あれ?はじめましてなのに、話もできるし、
勉強もするし、めっちゃいいじゃん!
 
 
そこで僕は等身大のお子さんを
見失ってしまいました。
 
 
想定よりもよかったので、
自分の中のお子さんの基準をあげてしまったのです。
 
 
つまり、
 
【会う前】→いろいろな事情や背景、お子さんの気持ちがあるから、そこも配慮してあげよう
 
 
 
【会った後】→普通に話せる。だからもっともっと勉強を頑張れるのでは?
 
 
 
 
会う前は、お子さんの事情や背景を見て、
問題視せずに等身大のお子さんを見ようとしていましたが、
 
 
あった後は、
想定よりもかなり良かったので、
僕は彼を「受験生」というラベリングをしてしまいました。
 
 
ラベリングというのは、
レッテリ張りみたいなものです。
 
 
彼は中学3年生で、
志望校も決まっていて、
かなり意欲も高かったので、
「受験生」の彼として認識してしまいました。
 
 
だから、
僕が彼を見るときに、
「受験生の彼」という認識で
物事を判断します。
 
 
例えば、
 
彼は勉強をするときに、
自分のやり方を曲げないタイプで、
かなり自分のやり方に固執する子でした。
 
 
それを見たときに僕は、
自分のやり方に固執していたら、
勉強の伸びが悪くなるな~
 
う~ん、ここは直さないといけないところだ
と問題視していました。
 
(お子さんに言ってはないですよ。
ただ頭で思ってただけです。)
 
 
ここでの僕は、
彼のことを「受験生」というレッテルで
見ていました。
 
 
だからこそ、
受験に合格するためには
それではダメだと思ったのです。
 
 
それに、
僕は東大や京大志望の子を教えていたので、
その基準でも見てしまっていました。
 
 
僕は、
「こうした方が勉強の効率が上がる」
というのを今までの経験の中で、
作り上げていたので、
 
その基準から彼を見てしまったのです。

子どもの背景をしっかりと見て対応しよう!

 
でも、彼の背景や事情をしっかりと頭に入れておけば、
そんな発想にはならないはず。
 
 
なぜなら、彼は外部の人と会うのが
かなり久しぶりだから。
 
その子は、人と会うのがかなり久しぶりでした。
 
 
勉強をするのも、
かなり久しぶりで
まだまだ慣れていません。
 
 
いくら話が上手にできても、
いくら勉強を集中してやっていても、
いくら想定よりも良くても、
 
その子の背景はあります。
 
 
それを頭に入れておけば、
その子のことを配慮できます。
 
 
いくら良い感じでも、
無理していることだってあります。
 
 
だからそこに気づいて
配慮してあげたりもできます。
 
 
でも、基準をあげてしまうと、
配慮することが頭から離れます。
 
 
それだけでなく、
その子を問題視してしまったり
低く評価してしまうことになります。
 
 
その子の背景が頭に入っていて、
その子の背景をもとにその子を見れれば、
 
 
「僕と会えただけでも、その子の頑張りだし、
 
久しぶりのよく知らない外部の人と普通に話せるだけでも、
とても素晴らしいことだし、
 
さらにプラスで、
勉強ができただけでも尊いことだね♪」
 
 
と高くその子を評価できるはずです。
 
 
でも、基準をあげて、
自分の基準で子どもを見てしまうと、
 
子どもの至らないことは山ほどでできます。
 
 
基準をあげ続ければ、
無限に悪いところがでてくるでしょう。
 
 
こういうことって、
よくあると思います。
 
 
「2週間前まで、
暴力、昼夜逆転など荒れに荒れていた我が子が、
少し落ち着いてきた。
 
やる気を感じられることも話してくれる。
 
だから、もしかしたらもうすぐ学校に行けるのでは!?」
 
 
とか。
 
 
これも、自分の基準で子どもを見てしまっています。
 
 
確かに、荒れていた子が、
落ち着いてきたり、やる気を感じられたら、
 
「学校に行けるかな?」
と思ってしまいますが、
 
それは自分の基準から子どもを見てしまっているだけです。
 
 
それも子どもが良くなったからといって、
すぐに基準を引き上げています。
 
 
ここでは、
2週間前は荒れていたのだから、
その背景にあった認識をした方が良いです。
 
(基準をあげてしまって、
考えてしまうのは
誰しもなるので大丈夫ですが、
 
そのせいで
焦って子どもを変えようとしたりは
NGです。
 
認識を変えて配慮することが
大切です。)
 
 
子どもの背景をしっかり見てあげれば、
焦ることも減るし、
焦って子どもの状態を下げることもありません。

大事なのは、不登校「病み上がり意識対応」

これって病気に似ていると思います。
 
 
僕は病気になって回復してすぐに、
 
よし!元気になった!
美味しいご飯たくさん食べるぞ!
仕事も頑張るぞ!
動き回るぞ~!!!
 
 
となってしまうのですが、
これはバカ。笑
 
 
病み上がりなんだから、
まだ消化に良いものを食べて、
ゆっくり動き出して、
しっかり休みなさい!
 
 
って感じですよね。笑
 
 
じゃあ、なんでいきなり無茶してしまうのか。
 
 
これは目に見えることが良くなってきたから、
基準をあげてしまうのが原因です。
 
 
病気がなおってくると、
体の調子が良いという実感や、
熱が引いたという事実だけみて、
 
もう大丈夫なんだ、
自分は元気なんだと基準を引き上げてしまう。
 
 
つまり、健康な自分という基準にしていまいます。
 
 
だから、その基準で物事を判断するし、
その基準にそって行動するのです。
 
 
それと同じで、
お子さんも目に見える形で良くなると、
 
どうしても僕ら大人は、
自分の判断で基準をあげてしまいます。
 
 
まだまだ病み上がりっていう背景があるのに。
 
 
病み上がりの人を
いきなり動かしたら、
また病気になりますよね。
 
 
不登校の子も同じです。
 
少しよくなったと言っても、
まだまだ良くなってきて日は浅い。
 
 
だから、まだまだ油断せずに、
焦らずに見ていこう。
 
 
という、
子どもの背景を基準に子どもを見ることが大切です。
 

まとめ

 
僕たちは、
大人の基準で勝手に子どもをラベリングしてしまいます。
 
 
でも、大事なのは、
お子さんは等身大の姿で目の前にいるということ。
 
 
だから、お子さんの背景や事情を考えて、
お子さんを見ることが大切です。
 
毎日のお子さんの見方が変わり、
 
みなさんのストレスも大幅に減ると思うので、
お子さんにとってもみなさんにとっても良いことです。
 
 
否定することが減り、
褒めることが増えたりもしますよ♪( ´▽`)
 
 
ぜひ、意識してみてください^^
 
 
では、今日はここまでにします!
 
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました^^
 
 
松井和輝

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ABOUTこの記事をかいた人

松井和輝

中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。