不登校の子どもの両親は必読!対応するときは、一喜一憂しない事を心掛けよう!

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不登校のお子さんと向き合い、生活していく中で様々な出来事が起こると思います。

ふとしたことから言い合いになって喧嘩になったり、もしくは長い間学校に行けてなかったのに、

久しぶりに登校できたりすることもあるかと思います。

 もちろん生活していればいいことだけでなく、好ましくないことも起こるのが常です。

そんな日常では一喜一憂をしないことがポイントになります。

なんで一喜一憂しなほうがいいのか、具体的に解説していきます。

不登校の子どもと対応するときの基本的スタンス

不登校の子供の対応として頭に絶対に入れておいてほしいことは

 子供の行動に対して一喜一憂しないことです。

 

  不登校の子どもは心が不安定になっている場合が多いです。

そのため一番関わることが多いであろう親が、子供の行動に一喜一憂していると、

子供も自分がしたことに対して感情が不安定になってしまいます。

 

親の感情が不登校の子供に対して、悪影響を及ぼすことにつながってしまいます。

 ではなぜ悪影響を及ぼすようになるのでしょうか。

 少し深い内容になって行くかもしれませんが、

具体例とともに説明するのでじっくり読み進めていって下さい。

 

不登校の子供への対応として一喜一憂はNGな理由

不登校 一喜一憂

なぜ一喜一憂してはいけないのか。

そこには2つの理由があります。

 

理由① 親が不登校の息子(娘)に精神的に疲れたとき、
良い対応ができなくなる。

 

不登校の子の行動を例として説明します。

 例えば、不登校の子供が今日は学校に行くことができたとします。

 親御さんとしてはそれは嬉しいことだと思います。 子供さんもよくがんばりました。

親御さんは当然子供のがんばりを褒めます。

 

しかし、明日また学校にいけるとは限りません。

昨日は行けたのに、今日は行けなかった、、、

となると、昨日はすごくうれしかっただけに、落ち込んでしまうのは仕方ないことです。

 

まず、ここで親御さんが精神的に疲れてしまいます。

今まで相談を受けてきた方の中でも、「息子(娘)の不登校でもう疲れた、、、」というように、自分自身が疲れてしまったという方は多くいます。

不登校というとお子さんに視点がいきがちですが、自分自身も大切にしてください。

 

これが一喜一憂をしないように心がけるべき理由の一つです。

 

理由②不登校の子どもからするとプレッシャーになってしまう

 

もう一つの理由は子どもの視点から考えると理解できます。

 

  子供の視点から見える親の行動は簡単に以下のようにまとめることができます。

 ・学校に行くと褒めてもらえる。

・学校に行かないと親が落ちこんでしまう。

 この行動から子供は、「自分が学校にいけば喜んでくれるんだ、行けてよかった。」と思います。

 

しかしその反面

「学校に行けば親は喜んでくれるから、行かなければ」と思うようになります。

 

 そして親が知らず知らずのうちに子供はプレッシャーを感じるようになるのです。

 このとき子供の頭はどういう状態になっているのでしょうか。

具体的に説明していきます。

 

親の一喜一憂から生まれる不登校の子どもの勘違い

 親が子供の行動に一喜一憂していると子供はどうなってしまうのでしょうか。

 それを知るためには親の状態を知ることが鍵となってきます。

 

 このとき親はどのような状態になっているかというと、

子供の行動に価値を感じている状態です。

 

学校に行けたから喜ぶ

学校に行けなかったから落ち込む

 これは「学校に行けるか行けないか」という行動に価値を感じています。

 そうすると子供は

自分の価値は「学校に行くこと」にあると勘違いしてしまいます。

 これは絶対にしてはいけない考え方です。子供にこの考え方をさせてはいけません。

 

 

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 「〜ができるから」自分に価値があるという考え方

 学校に行けるから自分には価値があると考えるように、

「〜ができるから」「〜があるから」自分には価値があるという考え方でいると以下の二つの問題が発生します。

 ・他者比較したときの劣等感

・自分の価値が通用しないときの自分に対する無価値観

 ひとつずつ具体的に説明します。

 

他者比較したときの劣等感

「 〜ができるから」自分に価値があると感じてしまうと、

他者比較したときに自分の無価値観を味わうことにつながります。

世の中には上には上がいます。

自分ができることを他人と比べたときに、そこにだけしか価値を感じていない場合、

こんな自分ではだめなんだと自己否定が始まります。

たとえ、自分のできることが世界で一位だとしても、

いつ自分が抜かされるかという恐怖にいつもおびえることになってしまいます。

自分の価値が通用しないときの自分に対する無価値観

 「〜ができるから」「〜があるから」自分に価値があるという考え方だと、それができなくなってしまったり、

なくなったり、通用しなくなると自分に価値が残らなくなってしまいます。

 

 「自分に価値がない」と思うこと、

つまり「自分はだめなんだ」という自己否定はあらゆることを良くない方向に導いてしまいます。

 少しわかりにくいかもしれないので具体的な例で説明します。

 

 

サッカーをする少年

小学校、中学校、高校とサッカー一筋で頑張った健太くんがいます。

サッカーが本当に大好きで、練習も毎日かかすことなくしていたので、サッカーがとても上手でした。

みんなから上手い上手いといわれてサッカーができる自分に唯一価値を感じていました。

そんな健太くんも大学を卒業し就職です。

しかし、これまでサッカー一筋で順風満帆な学生生活を送っていた健太くんですが、職場では仕事がうまくいかず、上司に怒られてばかり。

毎日のように上司から怒られることで、仕事がうまくできない自分が嫌になっていきました。

仕事が忙しく、大好きなサッカーもできず、精神的に疲労した健太くんはとうとう家に引きこもってしまいました。

 

 

この例で言うと、健太くんの唯一自分に価値がある

と感じていたサッカーが職場では通用しなくなってしまいます。

さらにそのサッカーが仕事でできなくなってしまい、

自分への無価値観が生まれて、

とうとう家に引きこもることまでつながってしまったのです。

 

このように不登校の子である場合も、

何かできたから喜んであげたり、

褒めてあげたりするとそれができなくなると自己否定につながります。

今日は学校に行けたから褒める、しかし明日は行けないかもしれません。

そうなった場合に自己否定が始まってしまうのです。

 

ではどのように対応すればいいのでしょうか。

存在そのものに価値がある

不登校の子の対応として頭に入れておいて欲しいことは

「存在そのものに価値を感じること」です。

存在に価値があるとは

「とくに何もできなくても存在だけで愛することができるということ」です。

イメージとしては赤ちゃんへの対応です。

赤ちゃんは何もできなくてもみんなから愛されます。

むしろおしっこをもらすし、夜泣きはするしと迷惑ばかりです。

行為そのものを見れば迷惑、でもそんな赤ちゃんを僕らは愛しますよね。

これって存在そのものを愛しているんですよ。

自分の子供を思う気持ちというのは

本来は何かができるという点ではなく存在を愛しているんです。

確かに自分の子供が不登校になってしまったら焦るし、

どうしたらいいのかわからなくなります。

将来のことを考えて、

学校にいち早く行けるようになってほしいという気持ちが出てくると思います。

しかし、自分の子への一番深いとこにある思いは

生きてくれていることへの感謝です。

一ヶ月後にもし自分の子供が死ぬとしたらどうしますか。

学校に行かせますか?

勉強をさせますか?

学校に行くことよりも、生きていてくれるほうが重要なはずです。

 

生きていることに価値を置けば、行動に一喜一憂はしなくなります。

どんなことになったって生きていてくれることが何よりですからね。

この話をすると存在に価値を感じるとはどのようなことか、

自分にそんなことできるのかと心配になるお母さんがよくいますが、

心配はいりません。

もうこのサイトを見に来てる時点で子供への愛があるんですよ。

だからその愛を生きてくれることへ集中すればいいのです。

「今日も生きてくれてありがとう。」

そういう気持ちで接するのが不登校の子供への最高の対応です。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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11 件のコメント

  • 中学二年生の女の子の母親です。とても不安で苦しい毎日です。こちらにたどり着きました。とても分かりやすくて参考になります。早く娘には元気を取り戻して欲しいです。そんな日がくるのかな。心配です。

    • コメントありがとうございます^^
      今は不安で苦しいかもしれませんが、必ず元気を取り戻すことはできるので大丈夫です!
      そのために僕ができることならお手伝いしますので、もしよろしければ今の状況など教えて頂けますか?
      メニューからの無料相談でもコメントでも大丈夫です。
      今娘さんのことで精一杯でしょうが、自分のことも大事にしてあげてくださいね^^
      娘さんだけでなく、お母さんも元気になりましょう!
      絶対大丈夫ですから、娘さんを信じてあげてください。

  • はじめまして。中学3年の息子が、不登校です。一年の夏休み明けから、行けなくなり今に至ります。修学旅行だけは楽しんで行けたようで、その後も学校に行けるかもと、少し期待をしましたが、パタリと行かず。学校の話をすると、だんまりで、これからのことを考えてるのか、サポートしてあげたいのに、何も話をしません。どうしてあげたらいいのか親として力になってあげたいのに。

    • コメントありがとうございます。
      僕が不登校になったときと似ているのでお力になれたら嬉しいです。
      もし、よろしければ詳しい状況を教えて頂けますか?
      私的な部分が含まれて、コメントには書きにくいと思いますので、メニューから無料相談フォームより、よろしくお願いします。

      息子さんが何も話さないのも、学校の話をするとだんまりするのも理由があります。
      こどもの視点に立つことで、その理由をあきらかにし、お子さんが元気で笑顔でいるようになる所まで導いていきましょう。

      では、よろしければ詳しい状況をお願いします。
      ありがとうございました^ ^

      • こんばんは。お返事ありがとうございます。とても分かりやすく、私が安らいだ気持ちになりました。

        先日、無料相談フォームより、できる限り詳しく送らせていただきました。子供が笑顔で元気になるために、私が元気でいるために、解決策を教えていただければと思います。先が見えない不安に押し潰されそうになるときもあります。
        返答お待ちしております。宜しくお願いします。

  • 初めまして。
    中学生になりたての子供が不登校状態です。6年の6月から不登校状態なので一年ちかいです。

    起立性調節障害の症状がありましたが、精密検査で起立性調節障害ではなく、本人が持っている特性が今の状態になってるのでは…と言う感じです。

    学校側は色々配慮してくださるのですが、子供には負担なのか、朝が起きれなくなりました。春休み中はそれなりに自分で起きてました。

    学校に行けない事に対してダメっていう気持ちがありますが、行けません。

    学校側や主人は学校で出来る範囲で通ってほしいと思い対応してますが、母としては行ける範囲で行くことすら無理な状態のようにかんじます。

    学校行かないなら、違う形で勉強はしてほしい。
    でも、なんとなく周囲は少しずつでも学校に行かせたがる…

    なんとも複雑です。

    子供にあった勉強の仕方を探してます。

    子供にあったスタイルなら今より健康的に過ごしてくれる気がするので。

  • 中学一年の娘の母親です。
    中学に入学して小学校より楽しいと元気に通っていて安心してたのですが、年が開けて間もなく休み出しました…
    精神的にも不安定になり私もかなり参ってしまい寝れない日を過ごしました。
    最近、精神的には落ち着いてきた気はします。
    学校には給食だけ相談室に食べに行く感じです。
    それ以上は居たくないようで…
    私も仕事に活けなくなり収入がなくなり日中にずっと一緒にに居ることで自分のことが何も出来なくなりました。
    この状態がいつまで続くのか不安しかありません。
    もう少しで、クラス替えがあるのでそれに少し期待しては、いるのですが…
    どうしたらいいか毎日朝がくるのが怖いです。

  • 中2年の息子が不登校になり3ヶ月です。二年生になって1度も行けてません。適応教室や転校もすすめましたが何も進展しません。外出も出来てなく友達とも会えない状態でネットゲーム三昧です。

  • 初めてまして。高校三年生になる娘がだんだん学校に行けなくなっています。このままずっと学校に行けなくなってしまったらどうしようか…と不安、焦りでいっぱいです。
    娘を見ていると学校には行きたい様子なのですが朝になるとお腹が痛いと言い出し固まってしまいます…担任の先生と連携を取りながらも上手くいかない現状です、、、月曜日からの中間テストには行くと言っているのですが、、、テストに行けることを願います。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    松井和輝

    中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。