いじめが原因で不登校になると、弊害として人を信じることができなくなります。
いじめの問題はいじめを解決すればいいだけではありません。
いじめによって生まれる弊害のほうが実は根深いのです。
再登校するためにはいじめの解決だけでなく弊害も解決しないと根本的解決にはなりません。
この記事では、いじめられるとどのように人を信じることができなくなるのか、親はどう対応すればいいのかを説明していきます。
いじめられた子は人を信じられなくなる
人はいじめられると人が信じられなくなります。
立ち直るきっかけがない限り、一生びびりながら生きていくことになってしまいます。
また、いじめられる=自分に何か原因があると思ってしまい、「自分はだめな人間だ」という自己否定が強くなってしまいます。
例え、先生を通じていじめが解決したとしても、いじめた子の存在にビクビクしたりと常に気を使って生活することになります。
また、いじめた子ではない人にもびくびくするようになります。
それは、「自分はだめなんだ」という強い自己否定が原因です。
自分はだめなやつなんだという強い思い込みがあるため、
何か自分がしたら相手に嫌われるんじゃないかという恐怖が生まれ、誰に対してもびくびくしてしまうようになってしまうのです。
このように、いじめた子だけでなく、クラスメイトなども恐怖の対象になってしまいます。
その恐怖がどんどん大きくなって誰も信じられなくなるのです。
そして、人を信じることができずに心を閉ざし、不登校につながります。
人を信じられなくなるとどうなるか
人を信じることができなくなると、人と関わるのを避けるようになります。
それは嫌われるんじゃないか、何かされるんじゃないかという恐怖があるからです。
そして、その恐怖を味わうことのない、ゲームやネットの世界に逃げ込むようになるのです。
そのため、勉強などの現実味を帯びたものは避けたくなります。
人間不信になってしまった子に親はどう対応すればいいのか
では、人を信じられなくなってしまった子に親はどう対応すればいいのでしょうか?
・ゲームをのやり過ぎを注意する
・勉強をするようにうながす
・学校に行くようにうながす
※これらをすると逆効果になってしまうので注意してください。
子どもは自分で現実から逃げていることをわかっています。
今の状態をどうにかしないといけないこともわかっています。
でも、恐怖が強くて、自分に自信もなくてどうしようもなくしてしまうのです。
自分で認識していること、さらに一番触れてほしくないことを親に言われたらどうなるでしょうか?
その言葉に反発したり、心を閉ざしてしまったりします。
さらに、親ですら恐怖の対象になってしまうのです。
では、どうすればいいのか?
それはゲームをやり過ぎるようになったり、不登校になったり、勉強をしなくなったのかを考えればわかります。
きっかけはいじめですが、始まりは人を信じられなくなったことです。
だから、人を信じられるような状態にすることそれが不登校だけでなく、諸問題の解決につながります。
親としては、子どもの味方になって思いっきり愛情を注いであげることです。
そして、子どもと真剣に向き合い、子どもが何を感じているのかを理解することです。
詳しくはこの記事をご覧下さい。
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