不登校は甘え?怠けてるだけじゃないの?そんな常識に従うな

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不登校と聞くとあまりいいイメージは持ちません。

ひきこもりなんて聞いたら、悪いイメージしか出てこないでしょう。

では、なぜ悪いイメージがあるのでしょうか。

良いイメージがあること、悪いイメージがあることが

良い悪いではなくて、なぜそのイメージがあるのかが重要です。

そこを追求していくことで、不登校の子と接する上で

見えてくるものがあるでしょう。

 

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悪いイメージが生まれるのはなぜ?

大抵の悪いイメージがあるものは、

常識からはずれているという共通点があります。

例えば、下の言葉にどんなイメージを持ちますか?

「インターネットを使って短時間でお金をがっぽり稼ぐ」

 

はい、ほとんどの人が悪いイメージを抱くと思います。

お金は汗水たらして一生懸命になって頂くもの。

お金を稼ぐのはそんなに簡単じゃない。

お金に対してこのような常識が私たちの頭の中にあります。

その常識が頭の中で僕たちの枠組みを作って、

その枠組みからはずれたからこの言葉に悪いイメージが生まれるのです。

 

では「不登校」「引きこもり」という言葉はどうでしょう?

小学生、中学生、高校生は学校に行くのが常識とされています。

勉強ができることが優秀とされ、

周りの和を乱さない、空気を読める子がいい子とされます。

それが学生に対する私たちの常識です。

だからこそ、学校にも行かず、勉強をしていない子は、

悪いんだというイメージが生まれます。

常識は本当に正しいのか?考えることを放棄しているだけでは

しかし、よく考えて下さい。

この常識は正しいのでしょうか。

この常識はなぜ生まれてのでしょうか。

この常識で得をするのは誰でしょうか。

 

学生が学校に行って勉強することが常識なのは、

そうしないと就職できないという常識があるからでしょう。

もっと言うなら、大学に行かないと、

就職できないという常識があるからでしょう。

それが当たり前だと言う人は、

大学でしっかり知識をつけないと、

いい会社に入って活躍できないと言います。

では、その常識は100パーセント正しいと言えますか?

勉強ができない人は就職できないのでしょうか。

大学卒でなければ、就職できないのでしょうか。

はたして、大学で習う知識は必要なのでしょうか。

 

答えはNOです。

残念ながら、大学に入ってもほとんどの人が

勉強していないし、就職をする四年後にその知識があるかと言えば、

ほとんどの人がNOと答えるでしょう。

専門的な職業につく人を除けば、

ほとんど知識は役にたたないでしょう。

それなら、はやく社会にでて、社会を知り、

専門的な技術をつけた方が、

最終的に安定した就職先にたどりつけるでしょう。

これが真実です。

今は就職や学生という話の常識を例にあげましたが、

世の中にはもっと多くの常識があります。

その全ての常識を一度疑ってほしいのです。

 

常識を疑うことなく信じるというのは非常に危険です。

まず第一に常識を信じるということは、

自分がないということです。

自分がないから、自分で考えることをしません。

結果、他人の情報をそのまま鵜呑みにしてしまいます。

その情報が正しいものならいいのですが、

間違ったものだったら大変なことになります。

だから、スピリチュアルや宗教にはまる人が多いのでしょう。

 

第二にこの世には誰にもあてはまる正解が存在しないので、

情報を鵜呑みにするのは危険です。

例えば、不登校の子を持つ親御さんの相談で多いのが、

どうやって子供と接すればいいのかというものです。

このように相談に来る人は、

何か絶対的な答えがあると思っているのでしょう。

しかし、そのようなものはありません。

あるとしたら、どうやって子供と接するかというのは状況によって、

何万という正解があることになります。

その状況を一番わかっているはずの親御さんが、

相談をしてくるというのは不思議ですよね。

だから、僕はああしろこうしろという具体的な指示は出しません。

だって一番状況を理解しているのは親御さんだし、

行動するのだって親御さんですから。

ただ、答えを外に求めて、自分なりの真実を見つけられない

親御さんが多くいるのも現状です。

だから、僕は具体的なアドバイスではなく、

考え方や、自分の内から答えを出す方法を教えています。

少し話がそれましたが僕が言いたいのは、

1 常識は危険であり、

2 正解はないのだから、

3 常識や良いと言われるものを鵜呑みにせず、疑うことで

4 自分の内から自分なりの真実を見つけていく。

ということです。

どうしても、多くの人は常識に頼りがちです。

常識に従うのは自分が考えなくていい楽な状態だからです。

しかし、真実は自分の外にはありません。

あなたにはあなとの状況があります。

だから、答えを外に探すのではなく、

自分と向き合って、自分の内から真実を作り出してください。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

松井和輝

中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。