不登校の長期化の原因と、その対策を経験談から語ってみた

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親なら不登校の課題を早く乗り越えて欲しいと誰でも思うはず。
 
 
なるべく早く、お子さんが自分らしくイキイキと
毎日を過ごしている姿を見たくないですか?
 
 

「でも、そうはいってもうまくいかない…

もう疲れた」

なんて思っている方もいると思います。

 
不登校が長期化してしまって、難題になってしまっている方もいるのではないでしょうか。

不登校の長期化を解消するために知っておくべきこと 

なぜ、こんなにも不登校は難しく感じるのでしょうか?なぜ長期化してしまうのでしょうか?
 
 
不登校問題を複雑に難しくしている原因の一つに
 
恐怖の「親の自滅」パターンあります。
 

自滅です。自滅。

 

普通にしていれば、どんどんよくなっていくのに、
たった一つの親の行動で悪循環を生み出すことにもつながります。
 
それが、
「親の勘違い」による「親の自滅」です。
 
たった1つの勘違いで、
不登校が長期化することもあるんです。
 
 
今日はこの親の自滅についてお話ししていきます。

中3で、順調に高校進学を道を歩み始めた矢先…

 
僕は、公式メルマガの他に、
不登校改善プログラム「4STEP
というものを運営しているのですが、


↑こういうのです。

 
最近は参加者のお子さんがどんどん
良い変化をしてきています。
 
 
ただ、良い変化といっても、
文字通り良い変化だけではありません。
 
 

■例えば、
中学3年生の子が高校進学に少しだけ
意欲を見せるようになってきました。
 
 
将来の目標ややりたいことも見つかって、
それに合わせて自分で高校選択もできました。
 
 
はじめは全く拒否していた
高校見学や進路説明会もドタキャンを繰り返しながら、
なんとか行くことができたり。
 
 
どんどん前に進んでいるように感じます。
 
 

ついに明日は、
入学試験と面接。
 
 
テストと面接は簡単なもので、
出席さえすればまあ合格するレベルのものです。
 
 
最近は良い感じで
前に進んでいたので、
親としても大喜びです。
 
 
 
が、、、、、 

突然、面接に行きたくない!と言いだした!!

 
 
期待に胸を膨らませた矢先、
面接に行きたくないと言い出しました。
 
 
やっぱりあの高校は行きたくない
勉強なんてやっても意味がないんだ
どうせ自分は何をしてみダメなんだ
 
 
涙ながらにそう訴えてきて、
布団にくるまってしまいました。
 
 

例えば、あなたのお子さんが
このように状況になったら、どう感じますか?
 
 
前に進んでいると感じますか?
それとも悪くなってしまったと感じますか?
 
 
冒頭で話したように、
「良い変化」をしていると思いますか?
 
 

 
答えは、

【良い変化を順調にしている】

です。

 
 
え?どういうこと?
 
と思うかもしれないんで、説明していきます。
 

不登校の子は試行錯誤の連続で立ち上がる

少し話はそれますが、

不登校の子って1回のチャンスをものにして
立ち上がる子はほとんどいません。

 
僕も何回も試行錯誤しました。
 
 
例えば、
 
・学校に明日から行くと言って行かない。
・精神病院に入院すると言って、1日で退院。
・塾に通うと言って、行けなくなる。
・オンライン授業を受けると言って1回しか受けない

このように、何回も頑張ろうとしては
くじけての連続です。
 
 
たった1度のチャンスをものにして、
立ち上がる子はなかなかいません。
 
 
それもそのはずで、
何回か失敗することを通して、
経験値をためて成長するのです。
 
 
だから、ある意味
チャンスをものにできないというのは、
必要な過程だったりします。
 
 
先ほど例で出した状況も、
高校進学のために面接というチャンスは
ものにできなかった。
 
 
でも、その

失敗が経験となって、
その子を成長させてくれます。

その試行錯誤があるからこそ、
いつか目標を達成できるのです。
 
 
そう考えると、
ある意味、何かに挑戦して失敗するのは
良いことなんですよね。
 
 
良い変化なわけです。
 
だって、必要なことだから。

親が目の前の出来事に囚われすぎると、子供は試行錯誤できなくなる。

 
でも、親御さんが目の前のことにとらわれすぎると、
 
「せっかくのチャンスを無駄にしてしまった。
 
あ~あ、落ち込むな~」
 
と気分が落ちるわけです。
 
 
気分が落ちるのは
誰しもなると思うので、
それはいいのですが、
 
子どもを攻撃してしまったりしますよね。
 
 
「せっかくのチャンスなのに、
なんで行かないの!?
 
あれだけ頑張ってたじゃない!
 
 
私だって忙しいのに休みをとったし、
お金だってどれだけかけているか、、、」
 
 

確かにこれは正論です。
 
正しいことを言っています。
 

でも、

正しいことを言うことが、正しいとは限らない

わけです。笑

 

ただ、

正しいけど、
子供を最大限に責めることにつながり、
子どもの心をえぐりとります。

 
そうすると、
お子さんは状態が落ち続けて、
 
次の試行錯誤に向かうまで
時間がたくさんかかってしまうのです。
 
 
ある意味、
ここではお子さんが確かに悪いです。
 
お金だって、時間だって、
親御さんが頑張って作ったもので、
それがパーになってしまいます。
 
 
でも、そこを言わないで
 
「また挑戦すれば良いよ^^」
 
と言ってあげられる心の余裕さってものが、
不登校の子を変えたりします。 

そうは言っても、子供に口出ししちゃいますよ!

ただ、そうはいっても、言いたくなりますよね。
 
 
じゃあ、なんで言いたくなるのか、を考えていきましょう。
 
 
ズバリなんで言いたくなるかというと、、
 
「今の状況を悪く捉えているから」
 
です。
 
 
僕は初めに言いました。
 
例で出した状況は悪くないと。
 
 
むしろ良い変化をしていると言いました。
 
 
これは、
今の状況を高く評価している状態です。
 
 
「確かに、
面接には行けなかったけど、
それまで説明会に行ったり、
別人のように前に進んできた。
 
 
それに、
今回行けなかったのだって、
経験値になって次につながるさ!」
 
 
そうやって、
目の前の出来事にとらわれず、
 
過去の頑張りを見てあげて、
さらに今の失敗が未来につながると
信じてあげる。
 
 
そういった、
目の前の状況を高く評価することが大事です。 

目の前の出来事が、次のステップに進む
チャンスかもしれない!

 
ただ、多くの親御さんがやってしまうのは、
目の前の出来事にとらわれて、
今の状況を低く評価してしまう。
 
 
人は自分のことについては見えにくいがゆえに、
どうしても自分がやっていることや、
 
 
自分がしたことに対して、現実よりも低い評価をしてしまうことがあるものです。
 
 
 
周りは案外高く評価しているのにも関わらず、
自分自身で自分を低く評価してしまうものです。
 
 
 
低い評価をしてしまって不安になっても、
その不安を誰かに打ち明けることがでないので、
 
「それは深刻になりすぎだよ。
うまくいっているよ。」
 
と、勘違いに気づくチャンスもなくなります。
 
 
正当な評価を得ることを
感じることができなくなってしまうのです。

ネガティブな人ほどうるさく否定的な事を言う

 
本当に「大丈夫」と思ってくれる人もいるけど、
その思いはなかなか届かないものです。
 
 
それに基本的にわざわざ声を
あげてくれる人はそんなにいません。
 
 
「大丈夫」と思っている人も、
わざわざ毎回そんな声を
聞かせてくれるわけじゃないです。
 
逆に、ネガティブな人ほどうるさいものです。(笑)
 
祖父母が、不登校が続いているのを悪くいうのとか。
モロにそうですよね。 
 
やっかいなものですが、
そういうものなんです。
 
 
あなたのことを
本当に大切に思ってくれる人ほど、
普段は静かであることが多いです。
 
反対に、
お子さんの日々の小さな成長の積み重ねを
何も知らない人ほど、
低く評価してきます。 

周りは関係ない!「自分は子供を信じる」を貫けるか。

だから、周りがどう言おうと、
必要以上に自分のことも、子供のことも低く評価しないこと。

これが大切です。
 
 
たとえで出したように
失敗だと思うことがあればまだいいですが、
 
 
どんどんお子さんは良くなっているのに、
全然ダメなんじゃないかと悪い評価をしてしまう人もいます。
 
 
そうすると、
現実はうまくいっているのに、
心ではうまくいっていないと思うから、
焦って無理に子供を動かしたりして
逆に現実を悪くしてしまうこともあります。
 
 
これ、他人事のように感じるかもしれませんが、
99%の親御さんがやっていることです。
 
 
はっきりいって、自滅、なんです。(笑)
 

自滅の対処法はただ一つ。目の前の現実を「高く評価する」こと

現実はうまくいっているのに、
自分で勘違いをして悪くしてしまう。
 
自滅ですよね。
 
 
ただ自滅してしまうのもわかります。
 
 
だから、自滅してしまう自分を
責める必要はどこにもありません。
 
 
僕だって、
よく自滅しますし。笑
 

「いい感じだね!」と周りに思われているのに

「自分なんて・・・」と自分を必要以上に低く評価してしまうことなんて、よくあります。

あるあるなのですが、やはり
低く評価している時ほど、停滞してしまうことはありません。
 
大事なのは、今の状況を高く評価しようと意識すること。

 
みなさんは悪く悪くと考える方が
多くいると思うので、
今の状況を高く評価してみてください。
 
 

前よりちょっとでも良くなったこと、に目を向ける

 

必ずお子さんが良くなっていること、
前に進んでいることはあるはずです。
 
 
1週間前のお子さんと
今のお子さんを比べて良くなっていることは何ですか?
 
 
1ヶ月前のお子さんと
今のお子さんを比べて良くなっていることは何ですか?
 
 
3ヶ月前にお子さんと
今のお子さんを比べて良くなっていることは何ですか?
 
 
もしかしたら悪くなってしかいない!
という方もいるかもしれませんが、
 
 
それだって、
見方によっては試行錯誤のように
良いことだったりします。
 
 
お子さんにとって必要なことだったりします。
 
 
とにかく大事なのは、
今の状況を高く評価すること。
 
 
絶対に良くなっているんだから、
大丈夫なんだと未来を信じることが大切です。
 
 
そうしないと、
勝手に自滅することになってしまい
不登校長期化の引き金を引くことになってしまいます。
 
 
お子さんのことだけじゃないくて、自分に対してもですよ。 

お母さん、お父さんも自分のことを高く評価してあげください。

 
1ヶ月前に比べて、
私ここが良くなったな~♪( ´▽`)
 
とか、
 
ここ私成長しているな~
私のここ好きだな~
 
 
とか、
自分のことも高く評価してあげてください。
 

てか、あなたは素晴らしい親御さんです。

 
このブログを読んでいる時点で、
お子さんのことに一生懸命になっているわけですよね。

もう普通の親御さんとは違うわけですし、
お子さんのために努力する素晴らしい親御さんなわけです。

だから、自分のそんなところも
高く評価してあげてください。

本当にみなさん勉強熱心で、
お子さん思いで、
素晴らしい親御さんばかりだと思います。
 
 
 
ぜひぜひそのことを
頭のどこかにおいて、
自分のことを愛して(高く評価して)
あげてくださいね^^
 

 
松井和輝

読むだけで不登校の子とどう対応すればいいのかが見えてくる!不登校変革部公式メールマガジン

 

不登校変革部公式の参加型メールマガジンです。

 

僕が一方的にメールを送るのでなく、みなさんの意見を交えつつみなさんと一緒に作り上げるメールマガジンです。

 

〇不登校の息子、娘にどう対応していいのかわからない
〇カウンセリングに適応指導教室どこにいってもだめだった
〇不登校に関する情報がたくさんあってどうすればいいのかわらない
〇親として自信が持てず、気づいたら自分を責めてしまっている。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

松井和輝

中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。