「不登校」そう聞くと複雑で難しいイメージがありませんか?
「不登校の子の対応」というとさらに難しく感じますよね。
専門的な知識がいるのだろうかと思いますよね。
実際、相談に来る親御さんの中で、一番多い質問が
「これからどう接していけばいいのか」,「何をしてあげればいいのか」などの不登校の対応に関することです。
でも実は、難しく考えなくていいし、お子さんが求めていることは簡単なことだったりします。
この記事では、その理由、そして簡単なことって何か説明していきます。
なぜ多くの人は不登校の子どもの対応を難しく考えてしまうのか
多くの親御さんが不登校の対応に困っていると思います。
というのも、不登校の対応は難しいと思っているからです。
では、なぜ難しいと考えてしまうのでしょうか。
それは、不登校は普通ではないからです。
今ままで普通に学校に通っていた。、何も困っているようには見えなかった
その状態から学校に行けなくなるのは普通じゃありませんよね。
そうです。普通じゃないから特別なことをしなくてはいけないという思考になってしまうのです。
そして、特別なことは専門的な難しい事と考えてしまい、物事をどんどん難しく考えてしまいます。
そうすると、どうでしょう、難しいと考えるとなかなか行動できなかったり、
いろいろ考えて普通に話しかけれなかったりしてしまいます。
間違った対応をして事態が悪化してはいけない。
だからこそ、専門家の本を読んだり話を聞いたりして、準備をしてから対応しよう。
これは別に不登校の対応に限ったことではありませんよね。
例えば、恋愛。多くの人は誰かを好きになったら、ダイエットするでしょ。服を買ったり、普段と違う髪型にしてみたり、、、
つまり準備しますよね。
一番の簡単な方法は、好きな人にアタックすることですよね。
でも、今の自分じゃ好かれないかも、、、、嫌われないかな、、、という恐怖がでてきて、準備に入ります。
もちろん恋愛において、自分を磨くことはとてもいいことです。
でも、そこに落とし穴があります。それはこんな人です。
おしゃれになってから、話かけよう。やせて綺麗になってから、仲良くなろう。
わかります?
つまり大きな目標(付き合いたい)ばかり見てしまい、簡単なことができない人です。
普通に話かけるくらいなら、すぐにでもできますよね。仲良くなりながらでも自分を磨くことはできますよね。
一通り準備してから、知り合って仲良くなるよりも、仲良くなっていくなかで自分を磨くほうが有利ですよね。
準備をしているうちに他の子にとられてしまうかもしれませんし、、、
この傾向は完璧を求めてしまう人に多く見られます。
もちろん不登校の対応も同じです。
不登校の対応の知識をつけてからと思っていると、なかなか話しかけれずにずるずると日にちが過ぎていき、いつのまにか話す事ができない雰囲気に、、、
なんてことはよくあります。
不登校の子からしてもそうです。
今ままで普通に接してくれていた家族が、自分が学校に行かなくなりはじめたら、あまり話してくれなくなった。
自分って家族から必要とされているの?
不登校の子の視点から見たら、そんな風に感じます。
どうでしょうか、みなさんは難しいことをやろうとしてませんか?
もちろん知識をつけるのはいいですが、まずは誰でもできる簡単なことをしましょう。
簡単なあいさつ、声かけで不登校の子はよくなる
では、簡単なことってなんでしょうか?
簡単なことというのは、みなさんが普通に生活していてすることです。
毎日家族にすることってなんだろうと考えてみて下さい。
朝起きてからまず、家族に会ったら何をします?
「おはよう!」のあいさつから始まり、朝ご飯を一緒に食べる。または用意してあげる。
仕事に行く、出かけるなら「いってくるねー」と言う。ご飯を食べながら、一緒にたわいもない話をしたり、、、
そんな誰でもできることです。
こんな簡単なことを不登校の子は必要としているんですね。
じゃあなんで?それは不登校の子の気持ちを理解することで見えてきます。
なんで不登校の子は難しい対応でなく簡単なことを欲するのか
多くの不登校の子の場合、学校に行かないという自分を責めてしまっています。
責めるまでとはいかないとしても、心の底で、自分は普通の人と異質なんだと思っている場合が多いです。
思い出してください、みなさんが子どものころずる休みってできましたか?
不登校がずる休みって言いたいのではありませんよ、気持ちを理解してもらうための例えです。
そんなことできないっていう人はなんでできないのか考えてください。
実際にしたことある人はどうでしたか?
多分多くの人が、いかに親にばれないか考えたでしょう。
ばれたら、まずいと考えますよね。
もしくは親に何か言われるのが嫌だから、休めませんよね。
そして罪悪感を覚えた人も多くいるのではないでしょうか。
ポイントはそこなんです。不登校の子も同じように思っています。
学校に行かない自分が親にどう思われているのか、迷惑なんじゃないか
自分は家族に認められていないんじゃないか
でも、自分からそんなこと確認できるはずもなく、
全然話せなくなって、親がもう恐怖の対象になってしまいます。
詳しくはこちらの記事で読んでください。
じゃあ、そんなときに何をしてあげるべきでしょうか?
それは認めてあげること。
今のあなたでもいいんだと認めてあげることです。
認めることで、あなたは必要とされているんだと教えてあげるのです。
認めるって何かというと、
そう「おはよう!」や「行ってくるね!」といったあいさつや日々の声かけなどの簡単なことなんですよ。
あいさつや声かけはあなたがそこに存在していることに気付いているんだよ
というメッセージなのです。
そういう声かけだけで、不登校の子がどんどんよくなっていったなんてこともあります。
まとめ
不登校の対応、不登校の子の接し方
そう聞くと随分難しく感じてしまう人が多いと思います。
でも、難しく考えてしまうとなかなか行動できなかったり、
準備している期間で親子間の信頼関係がなくなったりしてしまいます。
でもそんな難しいことじゃないんです。
不登校の子が求めているのは認めてもらうことです。
それに答えてあげるのが簡単なあいさつ、声かけです。
でも、そんな簡単なことができていない人が非常に多いです。
あいさつをする、ご飯を一緒に食べる、たわいもない話をする
簡単なことというか普段することですよね。
何も特別なことをしようと考えずに、いつも通りのことをしてあげればいいのです。
「不登校の対応はあいさつから!」
今回はそれを覚えていって下さい。
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