20の事例から見た中学生の不登校の子への正しい親の対応

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不登校の子の親にとって、一番の悩みの種は子供とどう接すればいいのかということです。

今までは普通に学校に行っていたのに、いきなり不登校になってしまった

いきなりですから、そんな状況にどう対応していいのかわからないことでしょう。

心配になって優しくしてみたり、原因を聞いてみたりする親御さんは多いと思います。

しかし、親としての正しい対応は実は「放置」です。

「放置」と聞くと、疑問や反発があると思うので具体的に説明していきます。

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「放置」に込められた意味

不登校の子への対応は、一人一人置かれている状況が違うので、誰にでも効果があるという絶対的な正解はないでしょう。

しかし、その中でもし正解があるとするなら、僕は「放置」と答えます。

「放置」というとあまりいい響きはありませんね。

放置をしたらさらに状況が悪くなるんじゃないか

子供は悩んでいるんだから、寄り添ってあげなければ

そう言った声が聞こえてきそうです。

確かに辞書的意味の「放置」をしたら状況はさらに悪くなるでしょう。

でも、僕の言う「放置」と辞書的意味の「放置」は違います。

僕の言う「放置」とは「愛あるゆえの放置」イメージ的には見守るということです。

「愛ある放置」がないとどうなってしまうのか

多くの不登校の子を持つ親御さんは、どうにかして今の状況を変えようとします。

子供のためを思って一生懸命いろいろなことを試します。

親身に寄り添って学校に行けない原因を聞いてみる

不安はないか、大丈夫か声かけをする

悩んでることはないか聞いてみる

車で学校に連れていってあげる

お子さんが学校に行けるように必死になって努力すると思います。

その努力はすばらしいのですが、子供からしたらその行為はどう感じるのでしょうか。

自分からしたら子供のために頑張っているので、良いことをしていると感じがちですが、子供から見たらそう感じない場合もあります。

重要なのは子供の視点にたって考えることです。

親としては子供のためを思って、声をかけたり悩みを聞いてあげたりすると思いますが、

子供からするとその行為は自己否定につながる可能性があります。

子供は必死になって自分を変えようとしている親を見て、「今の自分はだめなんだ」「今の自分には問題がある」と感じて、学校に行っていないことを深刻化してしまいます。

親が頑張れば頑張るほど、子供は不安に感じてしまうのです。

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心配する=問題視している

心配するということは今のお子さんの状況を問題視しているということです。

今の状況ではだめなんだと思っている証拠です。

問題視が子供を不安にさせ、学校に行っていないことを深刻化してしまいます。

しかし、本当に学校に行かないことが問題なのか考えて欲しいです。

学校に行くことが本当に重要かどうか。それよりも重要なことがあるかどうか。

お子さんが不登校になってしまうと、どうしても学校に行かせることが重要なことに感じてしまいがちです。

では、なんで学校に行かせたいでしょうか。

それはお子さんが将来うまく行くようにという愛からの思いでしょう。

つまり根本的な感情は愛なのです。

そうだとしたら、学校に行くことよりも大事なことは、お子さんが生きていることだと思います。

生きているからこそ学校にも行けるし、将来のことも考えることができるのです。

だから、お子さんの学校のことを考えるより、お子さんの生を考えるべきです。

生きていることに感謝して「愛ある放置」をする

「生きているだけでいい」と考えるようになると、不登校だということは問題になりません。

不登校でも生きてくれればいいと思えるようになるからです。

だから、これといってお子さんに特別なことをする必要はなくなるでしょう。

 

お子さんが不登校になっていないときと同じ接し方です。

これは、不登校のお子さんを全く問題視していない状態です。

 

この状態だと、お子さんも不登校であるということを深刻化しなくなります。

今のままの自分でもいいんだと思えるようになります。

悩みや不安を解放することができます。

そうすると自己否定もなくなり、少しづつ元気を取り戻して行くのです。

元気がでてくるので、学校に行ってみると言い出すこともあります。

これが「愛ある放置」の効果です。

自分の子どもを信じて、今のままでも大丈夫だと思う。

だからこそ特別なことはしない、「愛ある放置」ができるのです。

 

子供に学校に行かせようとしてもうまくいきません。

それは現状の深刻化からくる自己否定があるからです。

しかし、学校に行かなくても大丈夫という態度でいれば、自己否定がなくなるので自然と学校にも行けるようになるのです。

どうしても不登校という状況を見ると、事態を深刻化してしまって、お子さんのことが心配になるでしょう。

しかし、そんなときはお子さんに対する根本的な思いを思い出して下さい。

そうすれば、今の状況はなんら問題がなくなります。

それがお子さんが元気を取り戻すことにつながるのです。

逆説になりますが、お子さんに元気になってほしいと思うとうまくいきません。

反対に今のままでもいいんだと思えると、お子さんは元気になっていきます。

重要なのは今の状況を問題視しないことです。

今の状況でも大丈夫だと思える「愛のある放置」がお子さんの状況を変えて行くのです。

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1 個のコメント

  • 中2の娘はいじめが原因で中1の5月から登校しぶり、行ったり休んだりを繰り返す、不登校ぎみです。思いきって、いじめのない環境にと思い、本人の意志もあって、この11月転校させました。最所の一週間は元気に通っていたのですが、また学校の校門まで行くと、吐き気や
    過呼吸の症状が出てしまい、
    早退してしまうことを繰り返しています。学校の先生とも連携をとり、なんとか乗りきって、元気に学校に通ってほしいと親として願いながら、試行錯誤の対応を心がけているのですが…本当にどうすれば良いのか?と悩んでいます。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    松井和輝

    中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。