失敗を怖れて動けなくなってしまう根本的な理由

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世の中にはいろんな失敗がある。

告白の失敗、受験の失敗、仕事の失敗、子育ての失敗。

 

挙げればきりがないので、このへんでやめておくが、失敗はときに人に大きなダメージを与えるものだ。

 

精神的にダメージを受けたり、肉体的にダメージを受けたり。

 

肉体的にダメージを受けるというのは、事故や怪我、最悪の場合は「死」だろう。

ただ、僕らが日常的に恐怖するのは、圧倒的に精神的ダメージのほうが大きい。

 

日本という安全な国では、そうそう身の危険を感じることなんてないからだ。

 

例えば、先にあげた例で言うなら、告白が失敗したら、傷つく。受験が失敗したら、落ち込む。仕事で失敗したら、ネガティブになる。子育てに失敗したら、自己嫌悪におちいる。

どれも失敗した自分に価値を感じられない状態だ。

失敗したら自分には価値がないと思ってしまい、そこを恐れてしまうのだ。

 

だからこそ、なかなか行動ができなかったり、物事に一喜一憂してしまう。

 

ただ、精神的失敗は、なんてことはない。

恐怖するにとるに足らないちっぽけなものだ。

 

こんなことを言うと、精神的なダメージを受けたことないだろ。と批判されそうだが、そんなことはない。

 

自分が不登校だったときは、何ヶ月も自己否定をし、鬱状態になり、自殺未遂もした。

そんな経験があるからこそ、そこからの人生も精神的ダメージを恐怖して、行動できなくなった。

 

ただ、ある事に気付いてから、精神的ダメージは取るに足らないものに変化した。

 

話は変わるが、ちょうどここに、鼻をかんだティッシュがある。

ゴミ箱が遠いから、捨てにいくのが面倒だ。

 

ゴミ箱に投げるとしよう。

投げたティッシュは放物線をえがいて、ゴミ箱の後ろに消えていった。

 

少し悔しい気持ちがあるが、なんてことはない。

また取りにいけばいいだけの話だ。

悔しいので、そのまま捨てることはせずに、もう一回投げる。

 

またはずれだ。

悔しさと少しいらだちがでてきたが、なんてことはない。

もう一回挑戦すればいいだけのことだ。

おっと、こんな話どうでもいいものだ。

話を戻そう。

 

人は失敗を恐怖して、行動できなくなってしまう。

失敗したら、自分には価値がないってことに思っているからだ。

 

だが、そこが根本的に間違っている。

真実はこうだ。

「失敗しても人の価値は絶対に変わらない」

 

失敗なんて、ただの事実だ。ただ、失敗しただけ。

失敗したって大抵の場合、死ぬ訳じゃないし、やり直しがきく。

 

恋愛で失敗したら、その教訓を活かして別の人にいけばいい。

受験で失敗したら、また来年がんばればいい。

 

なんて簡単な話だ。

「ティッシュ投げ」と同じじゃないか。

ティッシュをゴミ箱にいれられなかったら、死ぬ訳でもないし、自分の価値が下がるなんてことはない。

少し悔しいくらいだ。

その悔しさをバネにもう一回挑戦すればいい。

 

ティッシュを投げるのに、「入らなかったらどうしよ~」とはじめから恐怖する必要はないだろう。

精神的ダメージを恐怖して行動できない人っていうのは、この「ティッシュ投げ」を「火の輪くぐり」かなんかと勘違いしている。

 

失敗したら、けがをするか死ぬか

そんな挑戦だと勘違いしてしまっているのだ。

 

でも、そんなことはない、

恋愛で失敗しても、仕事で失敗しても、子育てで失敗しても、受験で失敗しても、大抵の場合はなんとかなる。

 

自分の価値は変わらない。

そもそもティッシュがゴミ箱に入らなかったことを大きな失敗と捉えるだろうか。

 

それを考えると失敗なんてものは、はじめから失敗ではないのかもしれない。

 

とにかく、「死」意外の恐怖はたいしたことはない。

火の輪くぐりでもなければ、銃の打ち合いでもなければ、綱渡りでもない。

ただの鼻水がついたティッシュをゴミ箱に投げる遊びだ。

 

入らなかっったらまた取りにいけばいい。

おっと、そんなことを話しながら投げ続けていたら、

上達して、コントロールが定まってきたぞ。

もう少しでゴミ箱に入りそうだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

松井和輝

中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。