不登校になると今までの様子が一変して、暴力をふるったり、暴言を言ってきたりと、暴力的になることがよくあります。
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不登校の子どもが暴力的(暴力・暴言)になるとき、心の中で何がおこっているのか
まずは、不登校になって、暴力をふるう子どもの心のなかで、どういうことが起こっているのかを知りましょう。
不登校の子が家庭内暴力をする理由を知れば見えてくる「解決への道」
子ども自身が自分の気持ち・自分の中でどういうことが起こっているのかを理解できればいいのですが、小学生・中学生・高校生といえば、大人と比べて経験も浅く、思考も発達していないため、自分の気持ちを自分自身がわかっていない場合が多いです。
- 恥ずかしさや恐怖から、家族に自分の気持ちを話せない(相談できない)
- 自分の中のモヤモヤする気持ちや状態・どういうことが起きているのかを整理・理解できず、うまく表現できない
不登校の子の暴力行為(暴力・暴言)を、親はどうすればいいのか
「手紙で解決した事例」中学生の息子が不登校になってから暴力を振るってきます。
ここでは、実際に僕が相談を受けたケースについて、お話していきます。
このケースは、中学生の男の子、A君の話です。
- 暴れているときも、お母さんに被害がでない程度で近くにいてあげること
- 返事が返ってこなくても、毎日あいさつをすること
- 会話ができる場合は、息子さんの好きなこと(ゲームや漫画)を楽しく話すこと
- 食べなくても、毎日ご飯を作ってあげること(子どもの好きな料理)
- 会話ができない場合は、手紙でお母さんの息子さんに対する愛情を伝えること
この5点を実行してもらいました。
会話は全くといってできない状況だったので、手紙でお母さんが今までしたきたことを謝り、息子さんのことをどれだけ大切に思っているのかを書いて部屋においておきました。
はじめは、読んだ形跡はあるものの何も反応はありませんでしたが、何度も手紙を渡していくうちに、暴れることは少なくなっていき、お子さんがご飯をリビングで一緒に食べるようになりました。
一緒にご飯を食べられるようになると、暴れることは完全になくなり、ご飯中に会話が少しずつできるようになったりと、親子の信頼関係を回復していきました。
その後、A君は暴力的になることはなく、お母さんと学校について話し合えるほどになり、無事に学校にいけるようになりました。
この事例からわかるのは、子どもが暴力的になったとき、親御さんは「どんな形であれ」関わり続けるということです。
暴れているときも、なるべく近くにいてあげて、落ち着いているときは、子どもが楽しめるような会話をするなどといった直接的な関わりが大切です。
話ができないような場合でも、あいさつをしたり、手紙を渡すなどといった間接的な関わりをしていきましょう。
時間はかかるかもしれませんが、関わりの積み重ねが「自分は味方である」ということを伝えることになり、子どもの心が開いていきます。
それにともなって、子どもの暴力はなくなっていくでしょう。
詳しい経験談は、ブログでは書ききれないので、メルマガで話していきます。メルマガの詳細はここをクリック!
まとめ
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