不登校の子どもの夏休みはカウンセリングより、自然と触れ合おう!

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不登校の子どもは夏休みをどう過ごせばいいのか?

 

2学期から学校に行けるように、少しでも状態が良くなるように、

何をすればいいでしょうか。

 

親として何ができるでしょうか。

前回、この記事で紹介したので、読んで頂いた方は理解できたと思います。

⬇️

親必読!不登校の子が良い状態になるためにすべき夏休みの過ごし方

2016.07.27

「ただ、外出は具体的にどこにいけばいいのか」とか、

「どんな目標を持つようにすればいいのか」などの質問を頂きました。

今回はその部分についてお話していきます。

 

まずは基本の確認をして下さい。

 

まず前提として、確認しておきたいのが、

外出と行ってもお子さんが本当に行きたくない

と拒否したり、

 

親の言うこと全てに暴言で返してきたり

する場合は無理に連れて行くことはないですからね

 

そういったときは、

前回の記事でも書きましたが、まずはお子さんの状態を良くすることや、

親子の信頼関係を高めていきましょう。

 

信頼関係や子どもの状態が土台にあってはじめて、

外出に行けるし、外出が有意義なものになるのです。

 

反発してくるときに無理に連れて行くと、

親子関係がさらに悪くなってしまい逆効果です。

 

外出に誘うときは、

お子さんがまあいいけどくらいの気持ちのときに一緒に行ってみて下さい。

 

さて、前提を確認したところで、何をすればいいのかですね。

 

京都で2時間水切りをして遊んだ話

 

実は少し前に僕は京都にいました。

足を怪我して療養中でした。

 

でも、なんだか暇だったので鴨川に遊びに行ったんですね。笑

川についてみると、まあ普通の川でした。

 

普通といってもかなり綺麗で、

鴨川の近くに住みたいと思うほどだったんですけど。笑

 

で、おもむろに水切りをしたくなったんですね。

なんとなく、水切りをはじめたのですが、

それがもうやめられない。やめられない。笑

 

感想としては、「懐かしいいいい!」

「楽しいいいい!」です。

もう本当に無邪気な子どもに戻った気分で、がむしゃらに石を投げていました。

 

仕事のこと、足のこと、人間関係のこと何も考えてはいませんでした。

 

いや、楽しすぎて考えることができなかったんですね。

で、気付いたら2時間水切りをしていたんです。

 

本当に純粋な僕でした。

何も考えずに、走り回って泥まみれになって、

ひたすら楽しいことを求め続けていた小学生のころと同じです。

 

不登校の子どもに何も考えれない楽しい時間を

 

で、その体験と不登校がつながってくるんですけど、

わかりますか?

 

不登校の子どもは、部屋に引きこもっていたり、

ずっと寝ていたり、ゲームばかりやっていたりと

一見なまけているように見えるのですが、

 

1つのことはひたすら継続してやっているんですね。

それは、「学校のこと」「将来のこと」を考えることです。

 

何も考えていないように見えるかもしれませんが、考えていない子どもなんていません。

これはどんな子にも絶対言えます。

 

だから、現状を見て自分を責めてしまい、

自信がなくなったり、他人の目を過剰に気にするようになるんです。

 

それが毎日続くと、もう鬱状態みたいになってしまい、

僕の場合自殺未遂をしました。

 

鬱状態でまた将来を考えるから、明るい未来は見えるはずがなく、

悪い循環にはまっていってしまいます。

 

だからこそ、学校のことや将来のことを考えなくていい時間。

つまり自分を責めない時間が必要なんです。

そんな時間があれば、頭の中を切り替えることができたり、

自分の状態を切り替えることができます。

 

その結果、学校や将来に対する捉え方が変わったり、

状態が良くなっていきます。

 

じゃあ、その時間をどう作ればいいか

ということですが、

 

僕が水切りに熱中して何も考えることができなくなったように、

何か楽しいことに熱中すればいいんですね。

 

で、男の子はとくにそうだと思いますが、

自然にふれると、自分の純粋な想いがよみがえってきて、

楽しめると思います。

 

ただ、僕は自然に囲まれて育ったので、

自然に触れることで小さい頃のことを思い出したのかもしれません。

 

だから、小さい頃に自然に触れてこなかった

お子さんの場合は少し違うかもしれません。

 

ただ、これって小さい頃の純粋な気持ちを思い出すことで、

熱中して楽しめるんですね。

 

だから、自然ではなくても小さいときに

お子さんが熱中していたことをしてみるのがおすすめです。

 

僕が小さいときは、

ウルトラマンにワクワク、ドキドキしていたのですが、

 

今もウルトラマンを見るとワクワクします。

幼稚園のときの将来の夢はウルトラマンになることだったのですが、

今の将来の夢も変わらず、ウルトラマンのような人になることです。

 

そういった小さいころの

純粋な気持ちは強力な力を持っています。

 

その気持ちは絶対に今のお子さんのもあるので、

そこをくすぐるような体験をさせてあげましょう。

 

目標を立てて達成をする経験を

 

さて、自然に触れ合えるところやお子さんが

昔ワクワクした所に外出するのが効果的だとわかったところで、

次はどんな目標を持つのが良いのかということについて話していきます。

 

不登校の子どもは小さな目標を

持つ事ができない場合が多いです。

 

というより、持てない心の状態

であるといったほうが良いですね。

 

ですので、心の状態が不安定で、

何もせずに家にいる自分に自信が持てなくなってきます。

 

そこから、家での様子も良くなってきて、

笑顔が増えてきたりなど子どもの状態が良くなったとしても、

 

家にいて何もできなかった期間が長いので、

自分に自信がなくてあと一歩の勇気が出せないという場合が多いです。

 

学校の体育や給食だけ学校に行く子や、

1週間に3日など登校を続けているような子も同じように、

自分に自信がない場合が多いように思います。

 

そんなお子さんに効果的なのは、

目標を持って達成するといった経験です。

 

目標を達成することで、

自信を持てるようになったり、自己肯定感が生まれたりして、

人間として成長していきます。

 

人間としての成長が学校に行くことだったり、

勉強に向き合うといった勇気に変わるのです。

ここまでは、前回の記事でも書きましたね。

 

では、具体的にどんな目標を持てばいいのか。

不登校経験者であり、多くの不登校のお子さんと関わってきた僕からいうと、

勉強などの目標ではないことのほうが良いと思います。

 

もちろん、勉強を目標にできればそれはそれでいいんですが、

大半の不登校の子どもは、

勉強に対して消極的で取り組もうとは思わないはずです。

 

じゃあどうしたらいいのということになってきますが、

目的は人間としての成長をすることなので、

勉強をはじめから目標にしなくてもいいんです。

 

例えば、目標を立てるときに、

親御さんから、

「夏休みを利用して勉強の遅れを取り戻そうよ。

1年生の内容をやるのを目標にしよ。」

というのと、

「夏休みはお父さんと、ヒッチハイクするぞ!

名古屋から東京までヒッチハイクなんて楽しいぞ!

 

では、子どものとっつきやすさは違うと思います。

まあ、もちろん子どもにとっては

ヒッチハイク嫌な人もいるとは思いますが。笑

 

ヒッチハイクじゃなくても、

歩いて遠くまで行くとか、自転車で遠くまで旅行するとか、

少しワクワクするんだけで、

少しきつそうなことだと効果的だと思います。

 

実は、明日から不登校のお子さんとヒッチハイクをして

名古屋から東京に行くのですが、

そういった「中学生ではほとんど誰もが経験したことがないこと」を

達成して経験していくことで、自信や勇気につながるのです。

 

ヒッチハイクで名古屋から東京といったら、

中学生では不可能に近い内容です。

だからこそ意味があるんです。

 

ただ、1人ではそこまでする勇気がないと思うので、

僕が付いていきます。

 

ほとんど手は貸さずに自分で考えてもらうつもりでいますが、

自分で考えて自分で達成することに意味があるんです。

 

話がそれましたが、

そんな少しワクワクして、困難な目標だと

提案したときに取っ付きやすく、

達成感や自信がつくなど人間的成長につながるのでおすすめです。

 

その人間的成長が、勉強や学校に立ち向かう

勇気を与えてくれるのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

松井和輝

中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。