今回は「おおかみこどもの雨と雪」という映画から学ぶシリーズの二回目です。
この映画の中で小学生の男の子が不登校になってしまいます。
そのときにとった親の対応が非常に参考になります。
それを参考にして今回は「不登校になったときの親の対応」について書いていきます。
前回の記事はこちら↓
雪が不登校になったときの周りの反応
映画「おおかみこどもの雨と雪」の雪が、学校に行かなくなってしまいます。
雪は初めおとなしくて内気な性格で,その内気な性格が原因かわかりませんが、
二年生のときにはいじめられてしまいます。
三年生のときにはとうとう学校に行かなくなってしまったのです。
僕的には学校に行かなくなったのは、いじめが原因だとは思えません。
というのも、雪は学校に行っても授業に興味を示していませんでした。
授業を聞かずに、外をずっと眺めています。
雪はオオカミの本能が強いので学校よりも自然に興味が会ったのです。
はい、少し話がそれましたが、
雪が不登校になったときの周りの大人の反応が素晴らしい。
良かったシーンをあげていくので、何が良いのか考えて見て下さい。
まず、お母さん雪を学校に連れて行こうとはせず、雪がしたいことをさせてあげていました。
雪を自分の職場に連れていっていたのですが、その時のそこの職場の人との会話が素晴らしい
そして近所の方との会話です。
雨が学校に行ったり行かなかったりしていると聞いた近所のおじいちゃんの台詞です。
「いいんだ、そんなことは。
小学校から学校に行かなかったやつは見所がある。
エジソンとか、わしがそうじゃ。」
はい、この人たちに共通していることがあるのですが、何だと思いますか?
これは不登校の子の対応で非常に大事になってきます。
考えてみましたか?
答えは雨が学校に行っていないことを問題視していないということです。
不登校の解決の鍵は問題視しないこと
どうしても不登校になってしまうと、多くの人は子どもを問題視してしまいます。
この子は大丈夫なのだろうかと思うのもそうですが、学校に行かせようとする行為も問題視していることになります。
さらに親だけでなく、近所の人の目も問題視している場合が多いです。
変な噂が流れたりして、すぐに広まってしまう
さらに、それを止めようと、世間体を気にした親が、学校に行かせようとすることで、問題視が加速してしまう
このように不登校を問題視するのは親だけではないのです。
では、問題視してしまうと何がおこるのか、子どもの視点に立って考えてみましょう。
不登校を問題視するとどうなるのか
子どもからすると、問題視=今のお前はだめだと言われているようなものです。
ほとんどの不登校の子は学校にいっていないことは、だめなことだと自覚しています。
さらに自分はだめなんだと自分を責めています。
その状態で信頼のおける家族からさらに追い打ちをかけられるように問題視されたらどうなるでしょう。
さらに自分を責めることにつながり、学校に行くというよりも、生きるエネルギーすらなくなってしまいます。
そうではなくて、あなたは今のままでも大丈夫と認めてあげる。
そうすることで、生きることのエネルギーが満たされ、自然と学校に行くようになるのです。
(詳しくはこの記事で書いたので今は簡単に書きます)
詳しくはこちら↓
はい、その視点でみると映画に出てくる人たちの雨に対する接し方はどうでしょうか?
全く問題視していませんよね。
その効果もあってか、雨も自分のことを責めたりはしていません。
まとめ
まとめると、重要なのは学校に行かせるのではなく、学校に行っていなくても認めてあげること。
認めてあげることで、自分を責めることがなくなり、自然と元気を取り戻していくようになります。
はい、このように「おおかみこどもの雨と雪」には学ぶところがたくさんあるので、ぜひみてください。
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