不登校の子を変えようとするのはNG?五感を使って自分を変えろ

スポンサードリンク

不登校の子を変えるにはどうしたらいいのでしょうか?

多くの親御さんがお子さんに今の状況から立ち直って変わってほしいと望んでいることと思います。

家に引きこもっている状態から変わってほしい。

元気を取り戻して、笑顔になってほしい。

しかし、私たちは自分のことは変えることができても相手を変えることはできません。

では、どのようにすれば不登校の子の状況をよくできるのでしょうか。

僕が先日した体験学習とからめて説明していきます。

 

メルマガではブログでは書かない実践的な内容、記事の補足音声、

僕が関わってきた子の不登校体験克服記などを書いていきます。

メルマガ登録はこちら↓

メールアドレス
     

 

相手を変えようとするのはNG?まずは自分を変える

まず前提として私たちは人を変えるということはできません。

こんなことわざがあります。

「馬を水辺に連れて行けても水を飲ませることはできない」

行動は強制できるかもしれない。しかし、本人の考えは変えることができない。

という意味です。

例えば、不登校の子を学校の校門に連れて行くとします。

しかし、その子は何らかの原因で行きたくないので、もちろんそこから先に行こうとはしないのです。

学校まで連れて行くという行動は強制できますが、本人の意思は変えることはできません。

このように僕たちは人の考えを変えることはできないので、他人を変えるということはできません。

確かに、考えを変えることはできません。

しかし、水辺までなら連れて行くことはできます。

つまり、相手が変わるきっかけは作れるのです。

 

では効果的なきっかけをつくるのにはどうしたらいいのでしょうか?

1不登校の子を強制的に学校まで連れて行くことでしょうか。

2学校に行ったらご褒美をあげることでしょうか

3自発的に学校に行きたくなるような環境を作ることでしょうか

 

1は無理矢理ですからうまくいくことはないでしょう。

2も一度はいけても根本的問題が解決していないので、続けて行くことはできないと思います。

とするとできることは、環境を変えてあげることです。

 

確かに、強制的に学校に連れて行くことは簡単で、短期的結果はでるでしょう。

しかし、根本的な解決をしていないので長期的な結果はでません。

反対に、安心して学校に行ける環境が整えば、自発的に学校に行くことができます。

 

では環境とはなんでしょうか?

家に引きこもっている子の環境で大きいのは家族とのコミュニケーションでしょう。

今の環境(コミュニケーション)では学校に行けてない。

だったらその子に対するコミュニケーションを変えればいいのです。

つまり、不登校の子を変えようとしたら、自分が変わるしかないのです。

そうはいっても自分を変えることは難しい。

では自分を変えるにはどうしたらいいでしょう?

 

自分を変えるには自分の環境を変えろ

今の自分はどのようにしてできあがったのでしょう?

自分の性格、癖、特徴

生まれつきのものもありますが、これらは今までのあなたの環境が大きく関係しています。

今までの環境があなたを作っています。

ということは、自分を変えるには新しい環境に飛び込めばいいのです。

多くの成功者も、口をそろえて新しい環境に飛び込めと言います。

では、なぜ新しい環境に飛び込むと変わることができるのでしょうか。

僕の体験と絡めて説明していきます。

 

使ってない感覚を使うことが鍵

先日、体験学習でおもしろい実験をしました。

まず何の説明もないまま目隠しされます。

そして封筒を渡されて、中身が何か絵を書いてくれと言われました。

バラエティー番組でよく見る箱の中に手を入れて、中身を当てるのと同じですね。

これがなかなか難しかったです。

葉っぱのようなものとビー玉のようなものが二つというのはわかったんですが、

目が見えない文、正確な詳細はわかりませんでした。

においをかいだり、手触りを確かめたりしてなんとか視覚情報を補おうとしました。

なんとか詳細に絵を書き上げることができましたが、正解を見て驚きました。

葉っぱという捉え方はあってはいたんですが、それはバジルでした。

僕は枯れ葉だと思っていたんですよ。で、正解した人になんでわかったのかと聞くと、においを嗅いでみたと言われました。

感心しましたね。その発想は僕にはなかったです。

次にビー玉。僕は二つのビー玉だと思っていましたが、実はあめ玉とビー玉でした。

こんなの正解した人なんているわけないと思っていたらいました笑

一体どうやってわかったんだろう、反則でもしたんじゃないのと気になっていたら、

その人が一言「なめてみたらあまかった」

えー!って思いましたね。普通何かわからない物をなめるか!?

いや、でもその発想はすばらしいです。

 

この体験でいかに自分が視覚情報だけに頼っているかに気付きましたね。

反対に言うと、他の感覚をいかに使っていないかということに気付きました。

これは目隠しをしたからという状況だけでなく、普段の生活でも言えると思います。

常識的に考えてこうだから、という枠組みで物事を捉えていることはありませんか?

粉ミルクの缶に入っている粉は粉ミルクだと思いますか?

常識的に考えたらそうでしょう。しかし、全く同じように見える粉状の洗剤だとしたらどうします?

実際粉ミルクと洗剤を間違えて赤ちゃんに与えた事件がありました。

赤ちゃんは飲もうとしませんでしたが、不思議に思ったお父さんがそれを飲んで亡くなってしまいました。

赤ちゃんは視覚情報だけでなく、他の感覚を使ってミルクではないと気付いたのでしょう。

お父さんは視覚情報から粉ミルクという枠組みにとらわれてしまって間違いに気付けませんでした。

 

このように五感をフル活用しないと本質に迫れません。

僕はあめだまをビー玉だと間違えました。

それは味覚を使っていなかったからです。

私たちには五感があります。

常識や頭のなかにある枠組みにとらわれて、五感を使わないというのは可能性を狭めることになります。

それは、いろいろなことに気付けないからです。

出勤までの道にある木の本数を言えますか?

木が風でなびく音がわかりますか?

普段意識していないだけで、僕たちの周りにはいろいろな気付きがあるのです。

その気付きが学びとなって、僕たちを変えていくのです。

 

ということは五感をフル活用するように意識すれば、気付きが増えて、学びが増えて、人は変われるのかといったらそうではありません。

確かに、意識すれば一時的に世界が変わって多くの気付きを得られるでしょう。

しかし、人間は意識することなどすぐ忘れてしまうので限界があります。

つまり、強制的にいろいろな感覚を使わなければならない場所に飛び込むのが大事になってくるわけです。

自分の成長、変化のためには五感を使わない日常から、五感をフル活用する非日常に変化する必要があります。

これが新しい環境に飛び込むと人は変わるという理由なのではないかと僕は思います。

新しい環境に飛び込んで五感を使う

先ほど説明したように新しい環境に飛び込めば、強制的に五感を使うことになります。

すると、普段気付かないようなことに五感が反応します。

その気付きが学びとなって僕たちを変えていくのです。

 

では、新しい環境とはなんでしょうか?

難しく捉えなくても大丈夫です。

普段しないようなことをしてみることでもいいですし、

何かの勉強会に参加してみるのもいいでしょう。

僕の場合、信頼できる人が作ったコミュニティ(環境)で自分を変えることができました。

 

自分が変われば、使う言葉や態度が変わります。

すると、それを受け取る側の態度も変わっていきます。

普段、荒っぽい言葉や態度で子供と接していれば、それなりの反応がくるでしょう。

普段から、ありのままの子供の姿を認めるように接すれば、子供は今の自分には価値があると感じるでしょう。

そのようにして他人は変わっていきます。

つまり自分が変われば、他人は変わるのです。

まず相手を変えようとするのでなく、自分が変わることを目指しましょう。

 

読んでくださりありがとうございました。

感想やコメントをくれるとうれしいです。

 

読むだけで不登校の子とどう対応すればいいのかが見えてくる!不登校変革部公式メールマガジン

 

不登校変革部公式の参加型メールマガジンです。

 

僕が一方的にメールを送るのでなく、みなさんの意見を交えつつみなさんと一緒に作り上げるメールマガジンです。

 

〇不登校の息子、娘にどう対応していいのかわからない
〇カウンセリングに適応指導教室どこにいってもだめだった
〇不登校に関する情報がたくさんあってどうすればいいのかわらない
〇親として自信が持てず、気づいたら自分を責めてしまっている。

 

あなたの現状を打破するヒントが見つかるかもしれません。登録は完全無料です。

 

また、ブログ記事の補足音声や動画配信はメルマガで優先的に取り扱います。

1 個のコメント

  • よく分かりました。
    私は、そこを目指していますが、なかなか出来ないんです。
    時間もお金も余裕もない。
    他にもやることが沢山ある。
    そして、それが果たして出来るのか。
    色んなことを考えて、出来ないし、行動も遅いので、家族に迷惑かけてしまう。
    素直にバーンと出来たらいいと思います。
    こんな私だから、子供も、そうなんだなあと思います。子供の心にすこーし近づけます。
    そういう風に少しでも自分を変える方向に向けたら、出来ない自分と向き合えて、子供に気持ちが向かわなくなって、それで、子供を責めることもしなくなっていいと思います。
    素直な自分になることが私の目標です。
    読ませて頂いて気持ちの整理が着きました。
    ありがとうございます。

  • 野村美果 へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    ABOUTこの記事をかいた人

    松井和輝

    中学・高校ともに不登校。それが原因で自殺未遂を経験。現在はその経験を生かして、「学校に復帰するだけでなく、本来の純粋な自分を取り戻すことを第1の目的」として、300組以上の親子の問題解決を行う。